こんばんは、やる夫です。
はっぱ君と同じくクシャミが止まりません。秋の花粉症なのかな?
何だか急に寒くなってきたみたいで、体調もイマイチです。
さて、皆様はグッドデザイン賞はご存知でしょうか?

年に一度デザインが優れた物事に贈られる賞であり、日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨の仕組みです。
今年度も受賞が決定した商品が続々と発表されています。
私自身も商品を選ぶ時に、グッドデザイン賞とわかるとついつい安心して買っていたし、
デザインに優れてる人気商品が投票で決められるものだと何となく思っていました。
つい最近もサニタリー商品のカタログを見ていたりすると、グッドデザイン賞のものがあったり、
家で使おうと思ってるインテリア用品なんかでもよく見かけます。
そして我が住友林業も平成23年には…
「ビッグフレーム構法」

「地震エネルギー吸収パネル」

「駒沢第二展示場」

の3項目にてグッドデザイン賞を受賞しています。
すごいじゃないか~と感心しつつ、ふとグッドデザイン賞について調べてみると意外な事が続々と判明したのです。
・2011年の応募総数3162件に対して、受賞数は何と1112件!!
いくらなんでも多すぎでしょwww
それに当選倍率3倍って緩すぎww
・とにかくお金がかかる!!
選考はあくまで応募に対しての選考なので、とにかく応募しなくてはなりません。
一次審査料の1万円を支払い、一次を通過しても更に二次審査料の5万円が待っています。
更に二次審査中に対象物を審査会場に展示する事も可能なのですが、
これにも別で展示料5万円が発生するのです。
無事グッドデザイン賞受賞となってもまだまだお金はかかります。
受賞すると「グッドデザイン賞年鑑」に掲載される権利が貰え、掲載するにも3万円必要です。
極めつけはグッドデザイン賞の象徴でもあるGマークを利用するのにもお金がかかるのです。

初めの1ヶ月のみPR期間として無料ですが、これ以降は年間20万~100万円!支払います。
何でこんなにお金がかかるんでしょうね?
・公益財団法人日本デザイン振興会?
グッドデザイン賞を主催しているのは、一般の会社ではなく財団法人です。
年間予算が10億円近くあり、港区六本木のミッドタウン内に事務所を構え、
理事長を通産省出身の元官僚が務める立派な天下り財団です。
この事実を知った今、もはや私の中でグッドデザイン賞はモンドセレクション(笑)と同格です。

おそらくグッドデザイン賞は…
『消費者が選んだデザインの優れた商品』ではなく
『メーカーがお金をかけてアピールしたい商品』
の認識で間違っていないと思います。
私と同じくガッカリしたよ、という方はクリックをお願いします。
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タグ: 住友林業, 告発, 考察


21 comments
いもいも says:
2011/10/06
年間1000件以上も受賞してるなんて・・。しかも応募総数の3割じゃないですか・・。
なんともありがたみのない賞なんでしょw
どういう基準で分けてるんでしょうね~。
やる夫 says:
2011/10/06
いもいもさん おはようございます~。
年間千件ってものスゴイ数ですよね。グッドデザインまみれですよww
基準も曖昧で、大企業の商品は何故か受賞し易いようです。
何だかなーといった感じです。
NOKA says:
2011/10/06
住友林業の受賞に、ビッグフレーム構法がはいっていることに疑問を感じるなあ。
デザインでしょ?
見えない部分に対して、「グッドデザイン」って・・。
実態を知ると、逆に不買に意識がシフトするなあ。
といいつつ、先日購入したものにマークがついてたわ。
やる夫 says:
2011/10/06
NOKAさん おはようございます。
私もビッグフレーム構法と地震エネルギー吸収パネルには驚きました。
もはや何がグッドデザインなのか意味がわかりません。
>実態を知ると、逆に不買に意識がシフトするなあ。
そうなんですよね、お金かけてるってことはその分商品の価格にきっちり反映されますし、
Gマークが天下り財団のマークかと思うと購買意欲が…。
坂東α says:
2011/10/21
>見えない部分に対して、「グッドデザイン」って・・。
これに関しては「デザインは表面を取り繕う存在ではない」という矜持を感じてむしろ好感が持てますけどね。
まあつまるところギョーカイ団体なのは間違いないのですが。
びっくり says:
2011/10/21
年間5件くらいの狭き門だと勝手に思ってたw
やる夫 says:
2011/10/21
私もそう思ってましたw
大賞1点と金賞14点で、グッドデザイン賞は1110件みたいです。
無印のグッドデザイン賞でもGマークを使えるので混同してしまうのですね。
unknown says:
2011/10/21
はじめまして。
驚きの事実ですが、自分はあまり興味なかったせいか割と冷静に受け止められますw
物は考えようで、企業がいちおししたい商品を、団体が「いちおししていいよ」と認めた、というだけのマークなんだな、と考えれば過度の期待もしなくてよいですからねw
まあ自分のような人間もいるということで。
ちなみに関係者ではありませんw
やる夫 says:
2011/10/21
はじめまして。
日本人って宮内省御用達をはじめ「お墨付き」に弱いんですよね。
その辺りをうまく突いている制度だと思います。
ただ司法試験じゃないですけど、少し門徒を狭めてくれればマシな気がしますw
一介の says:
2011/10/21
はじめまして。ちょっと気になったので書き込みます。
倍率3倍のことについてはグッドデザインエキスポ(グッドデザイン賞を発表する展覧会みたいなの)に行くともらえる冊子に書いてありますよ。
「受賞するのは1000件くらいです。意外と多いでしょ?」みたいなことが普通に書いてあります(笑)
グッドデザインは倍率についてあまりこだわらないみたいです。つまり、グッドデザインに対する一般の方々の認識が、本来のものとずれているということでしょう。私は「高倍率から選び抜かれた他よりも優れたデザイン」ではなく、「今後の世の中にとって良いであろうデザイン」に対する賞だと思っています。
良いデザインが、必ずしも高倍率から選ばれたものでなければならないとは限りません。
そして見えるものだけがデザインとは言えません。というよりは、見た目だけをデザインと呼ぶ時代は終わってしまったのだと思います。アートとデザインの境目ですら、今は曖昧になりつつあります。だから構造とか、技術に対しても「良いデザイン」として表彰することは問題ではありません。ただし、私はどうしても何年か前にAKBが受賞したことだけは許せませんけどね(笑)
あと、現場で審査するデザイナーたちは多分ガチで選んでます。というか、面白く(良く)なかったら投票しないでしょうね…(多かれ少なかれこだわりの強いデザイナーたちが選んでるわけですから。)
天下りとお金に関しては、私もなんだかなーとは思いますが、これもまたイメージだけで決めつけて不買運動にまで行き着くのは早計でしょう。作った人たちが悪いわけじゃないですから(笑)
というようなことをこの記事を見て思った一介の美大生でした。長文失礼します。
やる夫 says:
2011/10/21
美大生さん はじめまして。
忌憚のないご意見ありがとうございます。
やっぱりグッドデザイン賞に対する認識の差が問題なんだと思います。
受賞した商品を殊更大々的に企業がアピールしてしまうがために、
私みたいな一般の人々がものすごい賞なんだと思い込んでしまうのです。
今回の記事について多くの反響があるという事実が、それを証明しています。
見えないものや技術が受賞することは別に構いません。
ただそれを「グッドデザイン」と言われても、あんまりピンと来ないんです。
自分の家の壁の中の構造体がグッドデザイン賞だと聞かされても
「そ、そうなんですか」としか返せそうもありません。
それに私は不買運動なんかを扇動していませんよ(笑)
商品そのものには何の罪もありませんしね。
国がアコギとも思えるロゴ商売に手を貸してる事に疑問に感じてるだけです。
一介の says:
2011/10/22
記事を見たというより、コメントも含めた全体について言及したので、不買運動についてはやる夫さんに言ったわけではありませんでした。誤解させてしまってすみません汗
ロゴについてはやっぱり「うーん」って思いますね。
結局お金のない企業はせっかくグッドデザインと認められても、1ヶ月後にはGマークがつけられないわけですし。
デザインという概念も、「キャリアデザイン」などで使われる「デザイン」に近くなっているのかもしれませんね。ぶっちゃけた話、私も勉強中の身なので「これがデザイン?」ってものはたくさんあります(苦笑)
やる夫 says:
2011/10/22
美大生さん こんばんは
こちらこそ誤解してスイマセン!一瞬焦ってしまいました(笑)
確かに予算に乏しい中小企業がGマークを使用出来ないのでは
社会全体を豊かにする「よいデザイン」を世に生み出すという当初の目的を
果たせていないのでは?と疑問に感じますね。
デザインの定義は私はその業界ではないので判断しかねますが
本当にグッドデザイン?と驚いてしまうものも結構受賞してますね。
謎の推薦枠があるのも、もしかするとその要因かもしれません・・・。
通りすがり says:
2011/10/22
3倍って、そんなに低倍率ですかね? カネを出してエントリーするからにはデザインに自信のある応募者なわけで、それにもわらず6割落ちるなら充分選別されている気がします。まあ、感覚の問題もありそうですね。
それから住宅工法の受賞についてですが、構造部分の工夫は見えなくても、影響は見える部分に及ぶことは多いです。壁の量を減らせるとか、大空間がつくれるとか。住林の場合も、そうした部分まで総合的に判断されて受賞に至ったのではないかと。
以上、建築学生でした。
やる夫 says:
2011/10/22
通りすがりの建築学生さん こんばんは。
3倍というと自分が色々受けてきた試験が軒並み10倍以上だった事を考えると、
そんなに難しくないなという印象を受けます。
コンペなどでも3倍と聞くと、今回はイケそうだと力が入りますよ。
ただ倍率そのものより、毎年1000件以上グッドデザイン賞を乱発しているのが
賞そのものの価値を自ら下げているような気がしますね。
住宅工法の受賞はそういう訳だったのですね。
建築学生さん、今私は家づくりの真っ最中ですので設計士の大変さがよくわかります。
睡眠時間も少なく覚える事もたくさんあって本当に忙しそうです。
でもやりがいのある仕事だと思いますので、頑張ってください!
たま says:
2011/10/22
以前Wikipediaで見たんですが、最初はグッドデザイン認証制度とかいったらしいですね。賞とかいうから誤解を招いてる感が。
やる夫 says:
2011/10/22
たまさん こんばんは!
そうなんですよね。せめて認証制度だったら誤解を招かなかったと思うんですけど
「賞」とついてしまうと、どうしてもユーザー側のイメージしているものとズレが出てしまいます。
picnicmania says:
2011/10/24
はじめまして、元産業デザイン振興会の職員です。
グッドデザイン選定事業は、戦後日本の輸出品に粗悪な模倣品が多く、問題になっていた事から、通産省貿易局の事業として始まり、外郭団体である財団法人日本産業デザイン振興会が運営を担当していました。
元々、オリジナリティを持ち、品質が優れた商品を認定する事業です。
その中で、
特に優れたものがグッドデザイン大賞はじめ、ロングライフデザイン賞など各賞に選ばれる二段構造になっています。
時代の要請に合わせ、今では商品だけでなく、ソフトや、イベント、つまりモノとコトを審査対象にしています。
応募企業は、自社の誇りをかけて、また、お金をかけて申請されていますので、現状の選定率は、かなり厳しい審査だと思います。
やる夫 says:
2011/10/24
picnicmaniaさん はじめまして。
中の実情を知る貴重なご意見ありがとうございます!
時代と共にグッドデザイン賞の定義が変わってきているのですね。
私見と致しましては、当初の目的を既に果たしたような気がします。
>応募企業は、自社の誇りをかけて、また、お金をかけて申請されていますので、
>現状の選定率は、かなり厳しい審査だと思います。
なるほど、かなり厳しい審査なのにかかわらずこれだけ受賞数があるのは
そもそもエントリーする商品そのものが全体的に底上げされているのかもしれませんね。
ただ厳正な審査を経ているハズなのに、AKBや等身大のガンダムをはじめ
思わず首を傾げたくなるものを多々ありますが、これは推薦枠と関係がありますか?
また、余りにGマーク使用料が高いので受賞しても使用し続けることが出来ない企業が
出てきていますが、これでは本来の意義からハズれてしまいます。
どうしてあんなにお金がかかるのでしょうか?
それと某企業の方から「順番待ち」という不可解な話も聞きました。
これについては何かご存知でしょうか?
たろうべえ says:
2011/11/25
やっぱり、デザイン振興会自体、デタラメだなって。だって、ミッドタウンの贅沢な場所必要かな。がっかりしたよ。それで、1次審査で10000円、2次審査にいくとさらに50000円とられ、さらに受賞すると掲載料の徴収でしょ。
まとめてみました
・1次審査料:応募対象1件につき税込み10,000円
・2次審査料:応募対象1件につき税込み50,000円
・Gマーク年間使用料:販売価格50万円未満、総事業費用5億円未満の場合、200,000円
・展示料:スペース料/20,000円(一平方メートルあたり)展示什器料/42,000円
・イヤーブックへの掲載料:30,000円
使用料はなになに~、20万円。大手は百万円。。。。1商品でしょ。。。。
マーク使うだけで、百万円。さらに、受賞数が毎年、1000件以上でしょ。疑いたくもなるよ。この制度が誕生した当時は役割はあったかと思けど、今は営利企業の財団法人としかおもえんな。もはやこんな精神なら、デザイン振興会自体いらないんじゃないかな。会長さんは永井さんでしょ。永井さんも、これでいいんかいな~
もっと個人や中小企業の方が、参加しやすくしないと。使用料は1万円でいいと思うが。
xyz says:
2011/11/30
>ただ厳正な審査を経ているハズなのに、AKBや等身大のガンダムをはじめ
>思わず首を傾げたくなるものを多々ありますが、これは推薦枠と関係がありますか?
グッドデザイン賞は、応募や審査に際して、分類があります。
http://www.g-mark.org/gda/2011/gda_e03.html
デザインといっても、デザインの概念そのものが広がっていることが、お分かりいただけるでしょう。AKBやガンダムは、ネットワーク領域- パブリックコミュニケーションでの応募、審査でした。
どの分類にするのかは、応募者が決めます。
分類によって、審査員が異なりますので、評価の指針も違ってきます。
審査員長も、数年で交代します。
ある種の人事ですから、政治的な配慮が全くないとは言えないでしょう。
グッドデザイン賞は、picnicmaniaさんがお書きになっているように、模倣ではなく、ある一定の品質を満たしているものに対して与えられます。逆に言えば、7割は模倣であったり、品質を満たしていないわけです。
金賞や大賞は、現在進行形の課題に取り組んでいること、次の時代のデザインの方向性を示すような事例が表彰されるようです。
グッドデザイン賞は、応募や審査に際して、少なくない金額の費用が発生します。慣例として参加している企業もありますし、大賞や金賞の受賞者の中には、要請を受けて応募したというケースもあります。資金とレベルを確保するために、国内のデザイン関係者の多くが関わっています。
「グッドデザイン賞を受賞しました。」と高らかに宣伝しているデザイナーや企業は、賞に対してどのように取り組んでいるのか、これからは、その姿勢が問われるようになっていくのではないでしょうか。
また、受賞者の中には、海外の企業もあります。彼らが、自国や海外のプロモーションにおいて、グッドデザイン賞をどのように位置づけているのかも、注目すべきポイントかもしれません。